ずっとどこかに帰りたかった
ずっとどこかに帰りたかった


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全部が上手くいかなくて、
嫌になって、外へ出なくなった時期があります。
大好きだった本が読めなくなり、やるべき課題にも手がつかず、何をして過ごしていたのかはあまり覚えていません。
最低限の手続きを済ませて所属していた場所を離れ、ほとんどの友人と縁を切り、ちょうどそのときはコロナ禍と言うこともあって、ほとんどの時間家に篭っていました。
それから少し経った頃。
社会との繋がりを絶たないために辛うじて続けていたアルバイトの時間を増やし、働きながら学校に入り、就職もして…。
家族や夫にも祝ってもらいながら、ああ、自分はもう大丈夫なんだ、と思っていました。
でも。
それから1年、2年、3年、4年…と過ぎていきましたが、思い返してみると、
人の顔色ばかり気にして、自分はなんてダメなんだろう、どうせ自分にはできない、周りの人はあんなにできているのに。でも自分はあの人よりはマシだ、この人よりはマシだ。ああ、こんなことを考えている自分が大嫌いだ、と。
考えていたのはそんなことばかり。
自分はこのまま終わっていくものだと思っていましたが、旅行先の露天風呂で、ふと見上げた夜空を、綺麗だと思いました。
もちろんこの数年の中でも景色を見て綺麗だな、と思うことはありましたが、それは「これは綺麗な景色だ」と認識しているだけで、心の底から綺麗だと感じているわけではありませんでした。
綺麗な景色を見て、心から綺麗だと思うことができて、本当に嬉しかった。
本編にも書きましたが、ずっともやもやしていた「かえりたい」という気持ちがここでスッとなくなりました。
私は帰りたかったのではなく、全部が嫌になる前の自分に戻りたかった。
けど、一度どん底まで落ちてしまった気持ちを元に戻すことはできませんでした。
できなくてもよかったんです。
どん底に落ちた自分も、それまでの自分も、全部ひっくるめて私です。
ならそれを抱えたまま新しい自分になっていけばいい。
それに気づけてから、今、人生の中でいちばん自分に素直に生きている気がします。
最後に
自分の気持ちをこんなに長く綴るのは本当に久しぶりで、ちゃんとした文章になっているか不安ですが、これはこれで残しておこうかと思います。
わかりづらい表現や、誤字脱字あったらすみません^_^
2026.1.19
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